
まず初めに健診を終え、出た診断結果で一喜一憂するのは良くないと言いたい。
それがたとえ一つ基準値の範囲を超えるものがあったとしてもだ。
やはり気にしてしまう人はいるのであるが・・・。
しかしこの検査基準値はあくまでも目安だ。
検査を受けたときの一次的なコンディションや不摂生なども検査の数値に影響を及ぼす。また、年齢や個人差もある。
医師は、この検査結果を総合的に見て判断していく。
健診で大切なのは、検査数値そのものではなく、医師の判断に基づく指示に従う事である。むしろ、結果がすべて正常値であっても要注意な場合がある。
例えば、家族に高血圧や脳卒中の経験がある人は、健診時は健康体であっても家族と同様の病気になり得る素因を持っていると考えられる。
この例の場合、血圧や血中の脂質値が前回の検査結果に比べて上昇傾向にあるのであれば、正常の範囲内であっても未然に予防する対策を講じることが必要になるだろう。今後どのような可能性があるのか、それに対してどのようにアプローチ・対策していくのかといった判断を医師にしてもらい、その指示に従うことがやはり大切だといえるだろう。
また、「検査結果の数値が回を重ねるにつれ、どのように変化していっているのか」という点に注目することも重要だといえるだろう。
そのためには、毎度違う医師の元健診を受けるのではなく、かかりつけのホームドクターを持つ方が良いだろう。そうすることで単に病気に関わる事だけでなく、健診・人間ドックの結果から日常の生活環境・管理方法など全般からもアドバイスをもらうことができる。
日頃の生活から指導を受けるというのも一つおすすめしたい。
家のそばに健診を行なえる医療機関がない方は都内であれば新宿・池袋・渋谷で健康診断を行っている病院が多数あるため一度調べてみたらいかがだろうか。