リパーゼ

リパーゼとは、脂肪を消化する酵素の1種です。中性脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解します。分解される事によって、食物中の中性脂肪は、腸管から吸収できるようになるのです。リパーゼは膵臓で作られ十二指腸乳部に運ばれます。この経路のどこかに異常が起きると、血液中に漏れ出してしまい血液中の濃度は上昇します。このように血液中のリパーゼが上昇するのは、膵臓が破壊される急性膵炎・慢性膵炎・膵がん・交通事故等による膵臓の外傷によるものが考えられます。また、胆嚢や胆道の石や腫瘍、十二指腸乳頭部の腫瘍などは、リパーゼの流れ出る経路を塞いでしまい、血液中の濃度が上昇してしまうのです。他には、消化管に孔が開いてしまう消化管穿孔や腹部手術後、さらに腎不全の場合は、腎臓からのリパーゼの排泄が障害されている事に起因しています。このように、リパーゼの血液中濃度の上昇により、多くは膵臓の疾患が考えられます。逆に、血液中リパーゼの値が低かった場合には、慢性膵炎により膵臓の働きが低下して、リパーゼの産生自体が落ちてしまっている状態、膵がんなどが考えられます。

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