呼吸機能の検査を考えるにあたって

専門医への依頼の目安としては、換気機能障害の程度に加えて胸部X線所見・既往歴・現病歴・診察時の所見などを参照して判断を行う。喫煙の習慣がある患者さんの場合には禁煙指導を行い、禁煙外来への受診を強く勧奨する必要があるだろう。


また、拘束性・閉塞性に関わらず換気障害が認められるのであれば、自覚症状の確認が非常に重要となってくる。咳や痰・息切れといった諸症状があるならば呼吸器内科の受診を勧奨する。COPDの進行度が中程度の気道閉塞となっている場合、日常生活では格段自覚症状を感じないケースが少なくない。胸部CT検査を用いて「気腫性」なのか「非気腫性」なのかを判定し、尚且つ肺がんの合併がないか否かも調べる必要があるだろう。

合併症が無いようであれば、禁煙指導プラス1年後の再検査という事になる。もし高度以上の気道閉塞を持つ人が人間ドック健診を受診した場合には、診察医が実施可否判定を行った上で、十分に安全を確保した状態の下で行う必要があるだろう。

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